まりりん薬局のぶっちゃけ話

薬局でなかなか聞けない、聞いても答えてもらえない。そんな皆さんのハテナに薬剤師まりりんが率直に答えます!

処方に不満があったら言ったもの勝ちです!

処方箋でお薬を処方するのは医師だけの権利です。

でも、薬剤師だって薬の専門家として働いています、医師の許可のもと、ある程度処方内容を変更する権限があることをご存知ですか?
 
それは疑義照会という形で行われます。
疑義照会とは、処方に疑問点があったときなどに、薬剤師が医師に処方内容が正しいか確認する行為のことです。
通常は1日の薬の量が多いとか、飲み合わせについての問い合わせをします。
でも、長く病気でかかっている患者さんならば、「あら、この前風邪でもらっただけの薬がまた出てる」、「これまだ残ってるのよね」、「旅行に行くからもっと長い日数欲しかったのに、言い忘れたわ」なんてことを、お薬を渡す時に思い出したり気づいたりする方もいます。
このような患者さんの申し出を医師に伝えて、不要な薬の処方をなくしたり、必要な薬の処方日数を延ばしてもらうよう交渉することも薬剤師の役割なんです。
患者さんが必要な薬を必要な日数分手に入れるためでもあり、余ってばかりの薬を漫然と処方された続けることを防ぐことで、国の医療費削減への貢献もできます。 
この程度のことで手を煩わせるのは申し訳ないわ、なんて躊躇せず、まずは気軽に話してくださるのを薬剤師は待っています。