早く帰りたければ、自分でも処方箋をチェックしましょう
いつもの薬は余っているからと湿布だけお願いした患者さん。
混雑の中、ひたすら待って出てきたのはいつもの飲み薬。
「えー、先生ったら聞いてなかったのかしら。湿布だけって言ったのに」
と憤慨し、こちらで疑義照会して湿布に変更、疲れてお帰りになりました。
こんなことは日常茶飯事です。
医師だって人間、聞き違い、聞き逃し、誤解などで希望と違う処方をしてしまうことがあります。
そういったことをお薬を渡す時に確認して、間違いがあれば問い合わせて双方納得の薬をお渡しするのも薬剤師の仕事です。
しかし、院外処方のデメリットともされていますが、これ医師に確認取るのに時間がかかっちゃうんですよね。
病院でも散々待った患者さんには苦痛だったりします。
ミスをしたのは医師ですから、医師の責任はもちろんありますが、自分でもある程度この手のミスは防げるのをご存知ですか?
処方箋は何も暗号で書かれた謎の文書ではありません。一般名処方になって少し患者さんにわかりづらくはなりましたが、湿布が出てるか、錠剤が出てるか、薬が1種類だけかたくさん出てるかなんてのは、ちゃんと処方箋を確認すれば知識がなくてもわかります。
こんなにたくさん薬出る予定じゃないはず、と思った時点で病院や薬局の受付で内容を確認すれば、お薬が処方通りに出来上がって問い合わせるより格段に時間を節約できます。
医師も間違えるという認識を持って、自分の身を自分で守る努力もしましょう。