まりりん薬局のぶっちゃけ話

薬局でなかなか聞けない、聞いても答えてもらえない。そんな皆さんのハテナに薬剤師まりりんが率直に答えます!

1分単位でお仕事してますか?

今回はお薬の話ではないです。

 

少し前に、バイトで15分単位でしか残業がつかない、1分単位での未払いのお給料を請求するというようなニュースを耳にしました。

その時に感じたことを少し。

※この訴えの詳細は存じ上げないので、この件そのものでなく、あくまでこの件から考えたこと、です。

 

私の今いる薬局の残業代は、30分単位でつきます。つまり29分残業しても残業代は出ません。

今までの職場で、15分単位で残業がつくというのはわりと恵まれた方のように思います。

法的なことはひとまず置いておいて、1分単位で給料を請求できるほど私は勤務時間、仕事に集中しているかな?と振り返ってみました。

お手洗いに行くこともある。患者さんが途切れた時、少し同僚と雑談することもある。

もちろん少しでも効率よく仕事を終わらせようと常に考えてますが、8時間+αの勤務時間すべてを、一瞬たりとも気を抜かずに薬局のためだけに使っていると胸を張って言うことは、私にはできません。なので、私は1分単位で会社に残業代を請求する気は起きません。

 

そんなものを要求するより、患者さんの来局が途切れたときのふとした平和な時間、緊張を解くことを許してもらっていることの方が大事です。

救命医の方々などが、急患のいない時にはリラックスしている姿がテレビで放送されているのを見たことがあります。

同列で考えるのはおこがましいですが、薬剤師に限らず、仕事でひと息つく瞬間て必ずあるものだし、それをなくしたら、気持ちがギスギスしたり、逆に仕事の効率が落ちることもあると思うのです。でもその、一見何も生み出していない数分にだって会社はお給料を払ってくれている。そのことも忘れないで働いていきたいなと思った次第です。

 

ただし、何時間も残業してるのにまったく残業代もらえていない人は即刻訴えるべきだと思います!サービス残業を推奨しているわけではないので誤解しないでくださいね☆

かかりつけ薬剤師、必要?

4月から導入された「かかりつけ薬剤師」制度。テレビでちょこちょこ特集されているので、名前は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?

大量のお薬をもらっている患者さんの薬を全部管理して、無駄な処方は少なくしていくよう医師に提案し、全体としては医療費が削減されるような方向へ持って行きましょうっていう、まあそんな役割をする薬剤師のことです。

一定の基準をクリアした薬剤師でないと、患者さんに希望されてもかかりつけ薬剤師になる事は出来ません。なので、かかりつけ薬剤師の要件を満たしている人の薬剤師としてのレベルはある程度信用していただいていいかなと思います。

 

ちなみに、お若く健康なあなたには全くお勧めする理由はありません。かかりつけ指導料にはお金がかかります。

大量に薬が残ってる人やダブって薬を飲んでいるにとっては、無駄な薬を薬剤師の提案で大幅に減らせれば、かかりつけ薬剤師の料金以上の節約が見込めるので、利用してみるのもいいかと。

嫌になったらいつでもやめられますから、総合的に医療費を削減したい人にはオススメの制度と言えます。

塗り薬、正しい方向に塗ってますか?

塗り薬をもらった時、広い範囲に塗るような時はどう塗っていますか?

腕なら上から下へ、なんて人が多いと思いますが、これ間違いです!


塗り薬は繊維の走ってる方向、シワの方向に塗ったほうが刺激が少ないし、吸収が良いです。

具体的に言うと、背中なら背骨と直角の方向に、手足は包帯を巻くような方向ですね。


今までてきとうに塗っていた人は、効果が出にくくて損していたかもしれません。

今日から是非実行してみてください!(^ ^)

薬剤師の出会いの場は?

たまにはこんなお話もしてみましょう(笑)


個人的見解では、薬剤師は結婚の早い人と遅い人、極端で中間が少ないように思います。

自分の人生を楽しんでいるので、結婚に重きを置いていないという印象も受けます。

また、就職してからの、職場婚が少ないんですね。

男性薬剤師が女性事務さんと結婚、というのはたまにありますが、薬剤師同士でというパターンは少ないです。


経験上、また、周りを見渡す限り、薬剤師の間での格言(?)、「学生時代の恋人は手放すな」は真実です。薬学生のみなさん、結婚したかったら、学生時代は勉強はもちろん、恋愛にも励みましょう(^ ^)


漢方は食後に飲んではダメ?

効果の面を厳密に考えるなら、漢方は空腹時に飲むのがベストです。そのほうが薬の吸収がいいと言われています。


絶対ダメかといえば、そうでもないのが実情です。

食後に飲んで有害な何かがあるわけではないです。

長く飲む漢方は、食前を徹底して守ってもらうよりは、続けてもらうことのほうが重要です。例えば毎食後に飲む薬があるので、それと一緒のほうが飲み忘れずに済むという人であれば、無理に食前を守らなくてもいいですよということもあります。